経営学部・経営学科

実践経済コース〈経済学系〉

実践的経済学(ゲーム理論・行動経済学等)を武器に「考える力」の基盤を形成し国内外で活躍

経済学の基本であるマクロ経済学及びミクロ経済学を学び、経済的・論理的な考え方を身に付けます。さらに、ビジネス・行政の現場でも本格活用が始まっているゲーム理論及び行動経済学等の基礎から応用をマスターすることで、企業の経営戦略部門や行政の政策立案部門等で的確に時代変革に対応し、その部門の中核として活躍できる人材の育成を目指します。また、公共政策等公務員試験と連動した授業も充実しており、経済・財政理論の基礎と実体経済の動きについて学ぶことで、公務員志望者にも十二分に対応できる教育内容となっています。

目指す資格・免許

●国家公務員試験 ●地方公務員試験 ●経済学検定試験 ●統計士 ●統計検定 
●データサイエンティスト検定

主な活躍のフィールド

〇企業等の経営戦略部門で戦略プランナーとして活躍
〇国家公務員や地方公務員として、役所の企画部門等で政策立案に活躍
〇コンサルタントとして新しいビジネスモデルの構築や海外市場開拓等に指導的役割
〇ゲーム理論及び行動経済学等の実践経済学をベースにしたデータアナリストとして様々な分野でDX(デジタル・トランスフォーメーション)を推進
〇様々な経験を積むことで経済に強いデータアナリストからさらに高度な業務を担うデータサイエンティストに進化して活躍

ピックアップ講義

行動経済学

行動経済学の講義では、現実の人がどのように選択しているのかを学びます。従来の経済学では、人は常に自分にとって最も望ましい選択を行うという前提で考えられていました。しかし、実際には課題を締め切り直前まで放置したり、衝動買いをして無駄遣いしたり、目の前のケーキに負けてダイエットを挫折したりと、後悔するような選択をしがちです。こうした選択が積み重なることで、老後の資金不足や生活習慣病、環境問題など、さまざまな社会問題が引き起こされています。なぜ人は合理的な選択ができないのか、そのとき人は何を考えて選択しているのか。これらを、経済学に心理学的アプローチを取り入れた行動経済学を通じて学んでいきます。講義では毎回、学生に簡単な実験を体験してもらうことで、人の選択が必ずしも合理的ではないことを実感してもらっています。これにより、講義の内容が自分自身に直接関わるものであること、ひいては社会問題が自身の生活の延長線上にあることを意識してもらえるよう心がけています。